スーツの青山、人気ブランド「AMERI」とモード服新ブランドを立ち上げた理由と勝ち筋
デザイン性×機能性でコラボレーション開発

同社にとって今回のような大規模なコラボレーションははじめての試みだったというが、交渉は最初難航したという。
「黒石さんご自身が企業に勤めた経験がほとんどなかったこと、さらにカジュアルマーケットを中心にやってこられたので、ビジネスウエアというジャンルに対して最初の反応が鈍かったのはたしか。ただ、AMERIが今年10周年という節目の年だったことが幸いした。当社と組むことで露出の場も確実に増えるだろうという期待もあって、新しいジャンルに挑戦しようと手を組んでいただいた」
協同で開発を進めるにあたっては、「デザイン面で苦労した部分はある。たとえば、今回新しく取り入れたジャコット(ジャケットとコートを組み合わせた造語)では、オーバーサイズのジャケットというのはビジネスシーンをメインでデザインしている当社では経験がなかった。そのため、サンプル製作や修正の頻度を通常より多くこなし、試行錯誤しながら進めていった経緯がある」と話す。
一方で、AMERIではこれまで自宅で洗える素材、しわになりにくい素材といった観点を加味した洋服づくりは行ってきておらず、機能面の充実という面ではスーツスクエアの素材が断然優れている。
「一部ハンドウォッシュのものもあるが、CIS.(シス)の洋服はほとんどの商品がご自宅で洗えて、さらにストレッチ機能が付いている。この点はCIS.(シス)ならではの強みになっていると思う」





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