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コメ兵、香港現法で不正行為発覚、経理担当社員が1億円着服の疑い

 中古品買い取り・販売大手のコメ兵は1月28日、香港の現地法人で社員による不正行為が発覚したと発表した。経理担当社員が約1億円の資金を着服していた疑いがある。内部監査担当者などのヒアリングによって発覚したという。

 コメ兵は2019年12月、経営不振に陥っていた同業のブランドオフ(金沢市)を完全子会社化し、社名をK−ブランドオフに変更したが、不正が発覚したのはK−ブランドオフの香港子会社。社外取締役を中心とした調査委員会が、弁護士や会計士の協力を得ながら事実関係の解明を進める。

 事実関係と損害額が判明した段階で再発防止策を策定し、改めて情報を開示するとしている。