キリンビールが2020年の事業方針を発表、主力商品とクラフトビールへ集中投資

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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キリン横浜工場
2020年は酒税改正が10月に行われることもあり、アルコール市場の活性化が期待される。写真は横浜の工場のロゴ。6月11日撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

1月8日、キリンビール株式会社が2020年の事業方針を発表した。2019年はキリンビールにとって、好調な1年となった。ビール類の販売実績が2年連続の前年増を達成となり、とくに新ジャンル「本麒麟」の販売数量が前年比約6割増と好調な売れ行き。これにより、新ジャンル市場では過去最高の販売数量を達成した。

2020年は、ビール類酒税一本化(2026年予定)に向けた1回目の酒税改正が10月に行われる。この改正によってアルコール市場の活性化が期待されている。試飲など販促を行い新たなファン獲得するため、2019年に続き主力ブランドへの集中的な投資を続ける。また、クラフトビール事業も、専用サーバーの新規設置店を6,000店増やし、キリンの商品を広く訴求する。

2020年の販売目標は、前年比でビール累計0.9%増、新ジャンル1.0%増、低アルコール・ストロング系9.9%増、発泡酒1.0%減、洋酒5.4%増、ノンアルコール飲料21.9%増とした。

主力ブランドにさらに磨きをかけると同時に、ライフスタイルの変化によって増加するアルコール非飲料者にも訴求できる商品を拡充することで、中・長期的にブランドをより強固にして行く。

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