ミズノがワークウエア市場に本格参戦!カタログオーダーで実現、多彩さと機能性とは
カタログ販売とオーダー型のいいとこどりで勝負
通常のカタログ販売の場合、在庫を抱える必要があり、決して効率がいい販売スタイルとは言えない。そこで同社がいま、戦略的に展開を推進しているのが、カタログオーダー形式の販路拡大だ。
同形式はいわばカタログ販売とオーダー販売のいいとこどり。カタログで気に入ったウエアを選んでもらい、デザインの希望を反映し、納品する。カタログ起点といっても、パターンは800種類以上にカスタマイズ可能で、例えばジャケットなら生地の種類、襟の形、前立てなどを好みで選べる。
サイズ展開も125パターンあり、本体はパーツごとにカラーを選べるほど自由度がある。もちろん、企業名や団体名の刺繍にも対応する。この多彩なバリエーションは、もはや実質的にオリジナル品といっていいレベルだろう。
これを20着からの小ロット短納期で実現するのが、同社の強みだ。「完全オリジナル品になると約6か月はかかる。それがカタログオーダーでは2か月での納品に対応。サービスの立ち上げ当初は4か月で進めていたが、体制、仕組みを改善することで半分の納期を実現した」と外処氏。
登録すれば利用できる「ミズノカスタムスタジオ」で、こうした豊富なバリエーションをPCやスマホ上でシミュレーションしながら選ぶことができるのも、カタログオーダー型のセールスポイントだ。
金額は、ベーシックなデザイン、春夏用素材で作成した場合、本体7,400円(税別)〜といったところで、市販のカタログ品と比べ約130%アップの価格設定になる。