コロナ禍でも連続2ケタ成長!快調サブウェイを牽引する学生デジマ部隊と新体制で描く成長戦略
多様で柔軟な出店戦略で店舗網も拡大へ
より多くのニーズを「飲み込む」ためには、出店戦略も重要になる。阿相氏は、「現在168店舗(2023年3月31日時点)だが、今年は、まず 15 店舗を出店したい。サブウェイを取り巻く環境も変わってきており、デベロッパーからのお声掛けも増えている。だからこそ、サブウェイのビジネスに共感してくれていることを大事にし、慎重に見極めながら出店計画を進めていきたい」と展望を語る。
出店要請の中には、テイクアウト & デリバリーに特化した小規模店舗や2階層の店舗など、これまでのサブウェイにはなかったバリエーションもあるという。そうした要請にも柔軟に対応しながら、ニーズや立地、地域性に合わせた出店をすることで、ペースがより加速することも期待される。
巨人に肉薄する「定番」として31年目を躍進元年に
ファーストフードでありながら、健康的でオーダーメイド型という独自のポジションで成長を続けてきたサブウェイ。日本上陸から30年を経て客層も広がり、ファーストフードの一つの「定番」としても認知されつつある。
コロナ禍で復調を強く印象付けた同社は、健康志向のさらなる高まりを追い風に、巨人が君臨するファーストフード業態で、V字回復の完結と、止まらない躍進を目指していく。