ロフト
そごう・西武売却後も、セブン&アイグループ内に生活雑貨を扱う「ロフト」を展開
西武百貨店が従来の百貨店の枠を破る専門大型店構想を掲げ、1987年にシブヤ西武の隣にシブヤ西武ロフト館として第一号店を開業させたのが始まり。96年に西武百貨店から独立してロフトを設立。若者が集まる都市部を中心に全国展開を加速し、こだわりのある生活雑貨を中心とした品揃えで、人気を集めた。
その後、親会社の西武百貨店の業績不振から経営権が二転三転し、現在はセブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下になっている。なお、セブン&アイHDは、そごう・西武を米投資会社のフォートレス・インベストメント・グループに売却するに伴い、そごう・西武が保有する生活雑貨専門店ロフトの株式75.2%は、全てセブン&アイが引き取り、子会社化する予定だ。セブン&アイグループにとって、若者に人気があり、集客力の図れるロフトは、今後のショッピングセンターやGMSの店舗改革で、欠かせない存在だ。
22年2月期の売上高は1,020億円。店舗数は23年1月末現在、国内で151店舗(FC含む)、海外で6店舗(FC含む)となっている。