オムニチャネルを牽引 セブン&アイ・ネットメディアがセブンネットショッピングを吸収合併!
1月7日、セブン&アイ・ホールディングス(以下、7&アイHD:東京都/村田紀敏社長)は、傘下のセブン&アイ・ネットメディア(東京都/後藤克弘社長)がセブンネットショッピング(東京都/鈴木康弘社長)を吸収合併すると発表した(3月1日付)。
セブン&アイ・ネットメディアは、2008年7月にグループIT/サービス事業分野の全体統括を担う中間持ち株会社として、また7&アイHDの完全子会社として設立。以後、機動的な事業再編や組織再編を通じて、当該事業分野の事業機会創出や収益最大化に努めてきた。2013年2月期の営業収益は3400万円(対前期比9.7%増)、従業員数は19人。
一方、セブンネットショッピングは、1999年8月、書籍専門のオンラインショッピングサイト運営会社イー・ショッピングブックスとして設立。2006年2月に7&アイHDの連結子会社となり、グループのネット事業運営の中核企業として、自社のネット通販事業、グループネット通販事業を取りまとめるポータルサイト運営、グループの総合的なメディア戦略事業を推進してきた。2013年2月期の営業収益は267億6000万円(同17.2%増)、従業員数は185人。現社長の鈴木康弘氏が7&アイHDの鈴木敏文会長兼CEO(最高経営責任者)の次男であることも注目されていた。
今回の吸収合併は、「7&アイHDのオムニチャネル戦略の中心的な役割を担う企業を明確にし、戦略を強力推進するもの」(同社)という位置づけ。なお、社長などの人事については、今のところ未定だ。
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