「リア充」に商機?!
『リア王』や「リア・ディゾン」なら分かるけど、「リア充」って何、と首を傾げるご同輩は少なくないだろう。
「リア充」とは、「リアル(現実)の生活が充実している人物を指す2ちゃんねる発祥のインターネットスラングで、若者言葉でもある。対義語は非リア」(ウィキペディア)。
バーチャルの世界にほとんど見向きもせず、テニスやジョギング、読書、深酒、時々仕事に明け暮れているアナログ人間からすれば、「リア充」という言葉はとても興味深い。
それは逆に言えば、リアルで充実した生活を送っていない人がいかに多いのかを表していることにほかならないからだ。
若者にとって、現実とはそんなに面白くないものなのだろうか。
「失われた20年」「就職難」「景気低迷」「東日本大震災」「原子力発電所危機」など、現実には、確かに明るい話題は少ない。
そんな俗世間に距離置き、「非リア」ライフを楽しむのも生き方の一つだということは理解はできる。
けれども、だからと言ってバーチャルの世界に、長い人生の充実があるとは、やっぱり思えない。
そして、もし、多くの人が現実を楽しんでいないとするならば、現実には、まだまださまざまな商機があることを意味している気がする。
「リア充」という言葉が定着すればするほど、新しいビジネスの芽は尽きないということになると言えまいか?
参考:http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EA%A5%A2%BD%BC(はてなキーワード)
千田直哉の続・気づきのヒント の新着記事
-
2024/09/02
魅力的な売場…抽象的な誉め言葉の意味を明確化するために必要なこととは -
2024/08/02
日本酒類販売社長が語る、2023年の酒類食品流通業界振り返り -
2024/07/03
「何にでも感激する経営者」の会社が業績が良い“意外な”理由 -
2024/06/07
経費率16%なのに?ローコスト経営企業が敗れ去るカラクリとは -
2024/05/23
キットカットをナンバーワンにしたマーケター「アイデアより大事なこと」とは -
2024/04/15
スーパーマーケット業界のゲームチェンジャー、オーケー創業者・飯田勧氏の経営哲学とは