名古屋市近郊で楽しむ!日本を代表する「あのカレーチェーン」の1号店の味とは

2024/05/24 05:59
森本 守人 (サテライトスコープ代表)
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定番のビーフカレーを注文

 「カレーハウスCoCo壱番屋 西枇杷島店」の前に立つと建物がまだ新しいことに気づく。実は2014年、老朽化のためリニューアルオープンしている。

今も現役の創業店。2014年、老朽化のためリニューアルオープンしており建物は新しい
店舗の壁には「カレーハウスCoCo壱番屋 1号店」のプレートが見える

 入口の横には、店内へ続くのとは別の入口があり、上部には「壱番屋記念館」との文字。1号店なので、2階ではココイチの歩みを紹介する各種展示を行っているという。なお入るには事前予約が必要だ。

事前予約が必要な「壱番屋記念館」

 入店し、店舗奥のカウンター席に座る。メニューを手に取り、何を注文するかを検討する。訪問時は「2024 創業祭」の期間中で、数量限定メニューも載っていた。しかし、ここは特別なトッピングは選択せず、「ビーフカレー」(税込718円)で勝負することにした。さらにセットメニューの「ポテトサラダ」(同220円)も頼んだ。

店舗奥のカウンター席に座り、何を注文するかを検討する

 訪問したのは土曜日の11時半ごろ。店内は家族や友達同士で来店している人のほか、会社員や作業員風の男性も見られた。まだ昼前ではあるが、常にお客の出入りがある。混雑はしていないが、安定的に繁盛しているという印象だ。

 約2分後、目の前に料理が置かれる。私は早速、スプーンでカレーを適量すくい、食べた。シンプルながら旨みが感じられ、うまい。そう、これですよココイチは。続けてカレーを2、3口、ポテトサラダも交え、これを繰り返しつつ完食する。定番メニューだが、1号店で味わうのは特別な思いがした。

1号店なのでシンプルな「ビーフカレー」(税込718円)を食べることに。セットメニューの「ポテトサラダ」(同220円)も頼んだ

 満足した私は勘定を済ませるため、レジの方へ進んだ。ふと横を見ると創業者、宗次德二氏のサインが掲げられていた。色紙には「お客様 笑顔で迎へ 心で拍手」と記されている。1号店を営業している時、毎日、こんな気持ちで店に立っていたのだろうかと想像した。

シンプルながら旨みが感じられ、うまい。そうそう、これですよココイチは
レジ横には創業者、宗次德二氏のサインが掲げられている

 今や日本人の国民食とも言える存在になっているカレーライス。広く食べられるようになった背景には、ココイチの貢献度も高いはずだ。そんなことを考えながら、1号店を後にした。

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記事執筆者

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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