名古屋市近郊で楽しむ!日本を代表する「あのカレーチェーン」の1号店の味とは
定番のビーフカレーを注文
「カレーハウスCoCo壱番屋 西枇杷島店」の前に立つと建物がまだ新しいことに気づく。実は2014年、老朽化のためリニューアルオープンしている。
入口の横には、店内へ続くのとは別の入口があり、上部には「壱番屋記念館」との文字。1号店なので、2階ではココイチの歩みを紹介する各種展示を行っているという。なお入るには事前予約が必要だ。
入店し、店舗奥のカウンター席に座る。メニューを手に取り、何を注文するかを検討する。訪問時は「2024 創業祭」の期間中で、数量限定メニューも載っていた。しかし、ここは特別なトッピングは選択せず、「ビーフカレー」(税込718円)で勝負することにした。さらにセットメニューの「ポテトサラダ」(同220円)も頼んだ。
訪問したのは土曜日の11時半ごろ。店内は家族や友達同士で来店している人のほか、会社員や作業員風の男性も見られた。まだ昼前ではあるが、常にお客の出入りがある。混雑はしていないが、安定的に繁盛しているという印象だ。
約2分後、目の前に料理が置かれる。私は早速、スプーンでカレーを適量すくい、食べた。シンプルながら旨みが感じられ、うまい。そう、これですよココイチは。続けてカレーを2、3口、ポテトサラダも交え、これを繰り返しつつ完食する。定番メニューだが、1号店で味わうのは特別な思いがした。
満足した私は勘定を済ませるため、レジの方へ進んだ。ふと横を見ると創業者、宗次德二氏のサインが掲げられていた。色紙には「お客様 笑顔で迎へ 心で拍手」と記されている。1号店を営業している時、毎日、こんな気持ちで店に立っていたのだろうかと想像した。
今や日本人の国民食とも言える存在になっているカレーライス。広く食べられるようになった背景には、ココイチの貢献度も高いはずだ。そんなことを考えながら、1号店を後にした。