まだ間に合うかなあ?
福永洋一さんは、「天才」と称されたJRA(日本中央競馬会)の元騎手。デビュー3年目で、全国最多勝騎手になると、その後、9年連続して同タイトルを獲得し続けるなど、競馬史にその名を刻んだ。
福永さんと競馬学校時代の同期で「花の15期生」の1人である岡部幸雄元騎手は、福永さんをこんな風に評する。
「レースをゴールから逆算して進めていた」。
つまり、あるべき未来像を先に描き、そこに向かってレースを運んでいたというのだ。
これを聞いて思い出したのは、ワタミ(東京都/桑原豊社長)創業者である渡邉美樹さんの「夢に日付をつける」という言葉だ。
福永さんのレース運びとほぼ同意と言ってよく、目標設定と達成時期の設定がいかに大事であるかを思い知らされるところだ。
そんなことを考えながら、40代後半にいる自分のゴールや目標、夢は何かと、自分に問うと、恐ろしいほど何もないことが分かり、ぞっとする。
最近では、同輩からも、同じような質問をされることが増えており、「まだ間に合うかなあ?」と、ここにきて相当焦っているのである。
※
誠に申し訳ありませんが、自宅でアップデートができるようになるまで、土曜日、日曜日、祝日のBLOGをお休みいたします。
千田直哉の続・気づきのヒント の新着記事
-
2024/09/02
魅力的な売場…抽象的な誉め言葉の意味を明確化するために必要なこととは -
2024/08/02
日本酒類販売社長が語る、2023年の酒類食品流通業界振り返り -
2024/07/03
「何にでも感激する経営者」の会社が業績が良い“意外な”理由 -
2024/06/07
経費率16%なのに?ローコスト経営企業が敗れ去るカラクリとは -
2024/05/23
キットカットをナンバーワンにしたマーケター「アイデアより大事なこと」とは -
2024/04/15
スーパーマーケット業界のゲームチェンジャー、オーケー創業者・飯田勧氏の経営哲学とは