ホームセンターや家具量販店がコロナ禍でも売上を伸ばし続けるための方法とは?
こんにちは、成田直人です。新型コロナウイルスの感染拡大はとどまるところを知らず、さらに自宅時間が増えそうな今日この頃。先日クライアントから、ホームセンターや家具量販店は購買頻度が低い商品も多く、動きも悪くなるため売上が低調になると報告をいただきました。そこで私はその対策として、既存のライフスタイルを充実させる商品提案ではなく、新しい空間づくりの提案をしていきましょうという話をしました。あなたのお店でも使える話なので、ぜひ最後までお読みください。
既存の売場づくりでは顧客は満足しない
これまでの店舗は、来店した顧客が欲しい商品を購入する場所でした。机やテーブル、食器棚など、自宅の間取りを考慮してサイズが合うものを購入していました。各店舗が「机コーナー」「テーブルコーナー」というように、カテゴリーごとに商品を並べて一覧できるようにするというのが一般的な販売方法でした。
これで売れていた時代はよかったのですが、あなたのお店はいかがでしょうか。私は、正直こういった売場に飽きてしまっているのか、まったくワクワクしません。これはほかの顧客も同じ傾向なのではないかと思っています。店舗に入って「わ〜!」という歓声があがるような「想定外の光景」が広がる、これまで買ったことのない商品がとても魅力的に見えるなど、顧客の予想を超えるような演出が必要になっていると感じています。
多くの店舗がここ数年で力を入れるようになった関連販売もその手法の一つ。テーブルコーナーの床にカーペットを敷くなど、一緒に購入してもらうための施策が取り入れられるようになりました。しかし、どの店舗でも関連販売をするようになったため、飽きられ始めているのが現状です。
では、店舗に来店する顧客をワクワクさせ、購入を即決させるような売場をつくるにはどうしたらよいのでしょうか。