週末読書おすすめの一冊:神は細部に宿る?1秒でも早く終わらせるExcel仕事術
神速Excel(ダイヤモンド社)
著者:中田元樹
目立つ装丁、気になるタイトル。目にしたかたは思わず手に取ってしまったのではないだろうか?
著者の中田氏は、東進ハイスクール、日本IBMを経てNTTデータ経営研究所にて業務改革に従事した異色の経歴の持ち主。実践で培ってきたExcelの能力は、日本IBMのExcelのプロ集団と呼ばれた「業務改革コンサルチーム」の中でも、操作が最も早く、1番の使い手と呼ばれていたとのこと。
よくあるExcelの解説本と違うのは、とにかく「速さ」に重きをおいた解説書となっていることだ。マウスを使っていては遅いと「ノーマウス主義」を貫くなど、とにかく「速さ」を習得するために、基礎固めや反復練習の必要性を
繰り返し伝える。
筆者も、Excelを効率良く使っている方だとある程度の自信をもっていたが、「神速」のレベルはまったくもって次元が異なっていた。Excelは多くのビジネスパーソンにとって重要かつ使用頻度の高いツールである。「1秒でも早く終わらせる」ということは月単位など長いスパンで見ると、大きく仕事の効率、また生産性を高めることにつながっていく。
まずはExcelを開き、手始めに「Ctrl」+「;」を押してみよう。こんな簡単に〇〇が挿入できるなんて!という気づきや感動が、ページをめくるたびに生まれてくる。
Excel初心者から上級者まで、多くの気づきを得られるはずだ。