アジェントリクス CEO ウェリントン・マシャド
2005年、WWREとGNXの合併で誕生したアジェントリクス ヨーロッパ流のPB開発をアジアへ!
私がCEOに就任してからすでに6社ほど買収していますので、今後も新しいサービスを提供していきます。
また、サービスの改善にも取り組んでいきます。SCSは今よりも補充発注の頻度を高く、正確にしたい。現在は、1時間単位で補充発注できる態勢をめざしています。
もうひとつはPLMです。お客さまからは、環境に配慮した商品を調達するグリーン購入に関するより深いレベルでの取り組みを期待されています。商品開発には多くのサプライヤーが関わりますが、メーカーだけでなく、その先の原材料メーカー、原材料メーカーが使っている原材料まで深掘りできるようなサービスをつくっていく予定です。
──アジェントリクスはヨーロッパに加盟企業が多いと聞いていますが、ここにきてアジア・パシフィックに力を入れるねらいを教えてください。
マシャド アメリカやヨーロッパ、日本をはじめとする先進諸国には、経済をリードして行く力がまだまだあると信じています。BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の企業は、先進諸国に投資することで追いつこうとしています。当社としても、日本や中国、インドといったアジアは非常にいいマーケットだと考えています。
──日本では01年から営業を開始していますが、日本事業の評価は?
マシャド 10年の日本事業を振り返ると、新規顧客も増え、非常によい1年だったと思います。今後、アジア・パシフィックにさらなる投資をしていくうえで、日本事業には期待しています。
今、グループ企業を1社と数えると、70社に対してサービスを提供しています。食品スーパー、総合スーパー、生協を母数とすると、そのうちの約60%以上のマーケットシェアを握っていることになります。
日本では現在SMCとPLMのサービスを提供していますが、11年からはSCSもスタートする計画です。