ディスカウント型スーパーマーケット(SM)の「ディオ」「ラ・ムー」などを展開する大黒天物産(岡山県倉敷市)は、九州のSM企業マミーズ(福岡県柳川市)から22店舗を取得する。
大黒天物産は中四国と近畿を中心に151店舗を展開しているが、九州では福岡県の4店舗にとどまる。マミーズからの店舗取得で九州における地盤を強化し、中期的な目標である売上高3000億円の達成に弾みをつける。
大黒天物産が設立する100%子会社が12月1日をめどにマミーズが福岡、熊本、佐賀、長崎の各県で運営する30店舗のうち22店舗を譲り受ける。取得する22店舗の2018年3月期の売上高は約99億円だった。取得金額は明らかにしていない。
大黒天物産の19年5月期の連結売上高は前期比8.6%増の1782億円を見込むが、今回の店舗取得により上振れする公算が大きい。