ヤマザワ、中間決算は営業・経常損失から黒字に転換

ヤマザワ(山形県)が10月10日に発表した2026年2月期第2四半期決算(連結2025年3月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比4.2%増の530億8,300万円、営業利益が5億9,500万円、経常利益が6億5,000万円となり、前年同期の営業・経常損失から回復し、黒字に転換した。
上期のスーパーマーケット事業の売上高は4.3%増の464億4,100万円と伸長。同事業では、商品戦略やサービス戦略、サステナビリティの諸施策に取り組み、黒字化に向けた収益力強化のため、3月に惣菜の新ブランド「ヤマザワデリ」と、地元密着企業として地元の食材を利用したもう一つの惣菜ブランド「このまちの」を同時に立ち上げ、山形・宮城・秋田の地元の素材、味にこだわった商品の販売を開始した。
また、4月には楽天グループ運営するインターネットショッピングモールの「楽天市場」に公式オンラインショップ「ヤマザワ楽天市場店」を新規出店。全国へ東北の魅力的な特産品を紹介し、全国規模のプラットフォームを活用することで東北の魅力を広く発信し、地元の強みを活かした商品展開を進めた。
ドラッグストア事業の売上高は2.8%増の66億2,400万円。デジタルの推進と販売力の強化に取り組むとともに、働きやすい職場環境の実現を推進。全社一丸となって地域の人々の「生活の質」向上の実現に向けて取り組んだ。
連結ベースの売上総利益は7億7,400万円増の148億3,600万円。売上総利益率が0.36ポイント改善して27.95%になったことや、販管費が5億400万円減少して142億4,100万円に圧縮されたことから、営業利益は前年同期より12億7,700万円増加して黒字化した。
2026年2月期の連結業績については、売上高で0.4%増の1,030億円、営業利益で4億5,000万円、経常利益で5億円を予想した。






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