7&Iホールディングス、中間決算は減収も営業・経常2ケタ増益

セブン&アイ・ホールディングス(東京都)が10月9日に発表した2026年2月期第2四半期決算(連結2025年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比6.9%減の5兆6,166億円、営業利益が11.4%増の2,083億円、経常利益が11.5%増の1,864億円となり、減収も営業・経常利益は2ケタ増となった。
海外CVS事業のガソリン販売単価の下落による売上減少が連結営業収益に影響を及ぼしたが、ガソリン粗利額がほぼ前年並みであったことや、構造改革を終えたスーパーストア事業が増益となったこと、海外CVS事業の商品粗利益率が改善し、コスト構造改革の効果が出始めたことなどで、連結営業利益は2ケタの増益となった。
セグメント別の営業収益は、国内CVS事業が横ばいの4,625億7,500万円、海外CVS事業が8.5%減の4兆2,211億3,000万円、スーパーストア事業が4.8%減の6,894億7,800万円で、セブン-イレブン・ジャパン、セブン-イレブン・沖縄、7-Eleven,Inc.などの加盟店売上を含めた「グループ売上」は、4.3%減の8兆8,864億4,700万円となった。
セグメント別の営業利益は、国内CVS事業が4.6%減の1,217億9,300万円、海外CVS事業が9.3%増の801億3,100万円、スーパーストア事業が403.8%増の177億600万円となり、スーパーストア事業が金融関連事業に迫る営業利益を計上した。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で11.8%減の10兆5,600億円、営業利益で4.0%減の4,040億円、経常利益で2.3%減の3,660億円の決算を予想した。






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