ハンズマン、本決算は増収・利益大幅回復

ハンズマン(宮崎県)が8月8日に発表した2025年6月期決算(非連結2024年7月1日~2025年6月30日)は、売上高が前期比2.3%増の348億9,600万円、営業利益が42.2%増の12億3,600万円、経常利益が39.7%増の15億2,600万円、当期純利益は30.2%増の10億2,700万円となり、増収・大幅増益で回復を果たした。
財政状態については、総資産が5億2,700万円減の256億6,500万円、純資産が2億3,800万円増の181億200万円、自己資本比率は2.3ポイント上昇して70.5%となった。
通期は、原材料高や円安、物流コストの上昇などを背景に、取引先による商品の廃番や値上げが多発するなか、一部の商品群では一時的な欠品で機会損失も発生したが、代替商品の探究や新規開発に注力することで、商品の継続販売と販売価格の維持に努めた。
また、DIYアドバイザー資格取得者の大幅な増員を果たし、店舗接客におけるコンサルティング販売能力を向上させる取り組みを行った。
既存店の来店客数は前期比1.9%減、客単価は1.7%増で、既存店売上高は0.3%減の334億7,600万円。また、松原店の通期実績を含む全店ベースの来店客数は前期並みだったが、客単価が2.3%増となったことから、全店売上高で2.3%増を達成した。
利益については、仕入原価の上昇により売上総利益率は0.2ポイント低下して31.56%となったが、売上高が増加したことで売上総利益は1.6%増(1億7,800万円増)の110億1,400万円に伸長。また、販管費は、光熱費や減価償却費などが増加したが、1.9%減(1億8,900万円減)の97億7,700万円にとどめ、営業利益は前期に比べて3億6,700万円増加した。
2026年3月期の業績については、売上高で1.7%増の355億円、営業利益で8.5%増の13億4,000万円、経常利益で5.5%増の16億1,000万円を見込んでいる。





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