米物価、2.3%上昇=3カ月ぶり加速―5月

【ワシントン時事】米商務省が27日発表した5月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.3%上昇した。伸び率は前月(2.2%、改定)を上回り、3カ月ぶりに拡大。市場予想と同水準だった。
価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数の上昇率は2.7%と、前月(2.6%)から加速した。いずれも連邦準備制度理事会(FRB)の物価目標の2%を上回った。トランプ政権の高関税政策の影響は、今のところ顕在化していない。
モノの価格が0.1%上昇と、3カ月ぶりのプラス。人件費の影響が大きいサービス価格は3.4%上昇した。
FRBは先週の金融政策会合で、4会合連続で金利据え置きを決めた。パウエルFRB議長は、高関税の影響で「夏にかけて」物価が押し上げられると予想。雇用も底堅さを保つ中、利下げを急がない姿勢を示す。ただ、一部の高官は、関税の影響は限定的とし、7月末の金融政策会合で利下げを支持する可能性を示唆している。





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