平和堂、第3四半期決算は連結収益・利益とも堅調
平和堂(滋賀県)が12月26日に発表した2025年2月期第3四半期決算(連結2024年2月21日~11月20日)は、営業収益が前年同期比4.3%増の3,259億円、営業利益が2.2%増の84億円、経常利益は3.3%増の94億円となり、順調な伸びを堅持した。
グループの中核企業である「平和堂」は、食品の戦略的な価格設定によって売上高を伸ばしたが、価格訴求の強化によって売上総利益率が低下。販管費の増加分を売上総利益の増加分でカバーしきれず、営業利益と経常利益を圧縮した。
新規出店は建替え店舗を含んで5店舗。既存店は7店舗で活性化を実施し、商圏の特性に合わせた品揃えや売場展開の変更を行い、大型テナントを導入。一方、直営非食品売場面積の適正化を進めた。
「平和堂」、京都府で総合小売業を展開する「エール」、書籍販売とフィットネス事業の「ダイレクト・ショップ」、「平和堂(中国)」の小売事業の連結営業収益は4.3%増の3,083億8,800万円で増収となったが、連結経常利益については2.8%減の82億2,400万円にとどまった。
2025年2月期の連結業績では、営業収益で4.4%増の4,440億円、営業利益で3.3%増の137億円、経常利益で1.5%増の147億円、当期純利益で34.1%増の91億円を見込んでいる。