米GDP、3.1%増=個人消費引き上げ―7~9月確定値

時事通信社
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米ニューヨークで買い物袋を持って歩く男性
〔写真説明〕3月7日、米ニューヨークで買い物袋を持って歩く男性(EPA時事)

 【ワシントン時事】米商務省が19日発表した7~9月期の実質GDP(国内総生産)確定値は、季節調整済み年率換算で前期比3.1%増となった。改定値(2.8%増)から上方修正した。個人消費や輸出が引き上げられたことが主因。

 プラス成長は10四半期連続。前期(3.0%増)から拡大し、米景気が力強さを保っていることを示した。

 GDPの約7割を占める個人消費は3.7%増(改定値3.5%増)と上方修正。輸出や設備投資が引き上げられ、住宅投資もマイナス幅が縮小した。 

 米連邦準備制度理事会(FRB)は、インフレ鈍化が進んでいることなどを踏まえ、利下げを継続。ただ、鈍化の進展が想定を下回っているため、前日まで開いていた金融政策会合で、利下げペースを緩めるシナリオを示した。  

◇7~9月期の米GDP確定値
国内総生産(GDP)   3.1( 2.8)
個人消費支出       3.7( 3.5)
設備投資         4.0( 3.8)
住宅投資        ▲4.3(▲5.0)
輸出           9.6( 7.5)
輸入          10.7(10.2)
政府支出         5.1( 5.0)
国内最終需要       3.7( 3.4)
GDPデフレーター    1.9( 1.9)
PCE          1.5( 1.5)
PCEコア        2.2( 2.1)

(注)増減は前期比年率(%)、▲はマイナスまたは低下、カッコ内は改定値

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