【北京時事】中国国家統計局が30日発表した11月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は50.3だった。景気の拡大・縮小を判断する節目の50を超えるのは2カ月連続。政府は「景気は総合的に安定・拡大している」(統計局)と先行きに自信を見せた。
PMIは前月から0.2ポイント上昇した。供給の強さを示す生産は0.4ポイント、需要の強さを示す新規受注は0.8ポイントそれぞれ拡大。政府は9月下旬以降、金融緩和の加速など景気てこ入れ策を段階的に拡充しており、効果が表れたようだ。
同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は50.0と、前月の50.2から低下した。小売りや飲食、宿泊の不振が響いた。