スーパー売上高、3カ月ぶり減=高気温で秋冬衣料が不振―10月
日本チェーンストア協会が22日発表した10月の全国スーパー売上高は総額1兆235億円で、既存店ベースで前年同月比1.3%減少した。高気温が続き秋・冬物の衣料などが振るわなかったほか、日曜が前年より1日少なかったことも響き、3カ月ぶりにマイナスに転じた。
衣料品は10.6%の大幅減。気温の高い日が多く、アウターやジャケットが苦戦した。住居関連品も1.0%減で、羽毛掛け布団や毛布、ファンヒーターなどが低調だった。一方、食料品は野菜の相場高やメーカーの値上げにより2.4%の伸び。
足元も衣料品や住居関連品の動きは鈍く、同協会は「良くなる起爆剤がない。冬の賞与がどうなるか分からないが、なかなか厳しいのではないか」としている。