【北京時事】中国国家統計局が9日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.3%上昇だった。内需が冷え込む中、伸びは2カ月連続で鈍化。デフレへの懸念は根強いままだ。
伸びは前月の0.4%から小幅に縮小。CPIへの寄与度が大きい豚肉価格は2.0ポイント鈍化した。一方、価格変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は0.2%と、前月の0.1%から加速した。
同時に発表された10月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比2.9%低下。前年割れは25カ月連続で、マイナス幅も前月からわずかに広がった。