アルビス(富山県)が10月31日に発表した2025年3月期第2四半期決算(連結2024年4月1日~9月30日)は、営業収益が前年同期比0.2%減の483億6,500万円、営業利益が29.4%減の8億200万円、経常利益は25.0%減の10億6,100万円となり、減収・2ケタ減益で上期を折り返した。
上期は、前期の新店1店舗の通期化や前期に改装を実施した既存店、8月から開始した販促施策「アルビスプラム友の会」の効果で、既存店売上高は1.2%増で推移したが、建替えに伴う3店舗の一時閉店や改装に伴う3店舗の一時休業の影響もあって、営業収益は微減となった。
利益面では、高利益商品のPB商品などの販売拡大とプロセスセンターの原価改善によって、売上総利益率は0.63ポイント改善し30.24%まで高まり、営業総利益を前年同期に比べて2億3,800万円増加。一方、販管費は、賃金増などの人的資本への積極的な投資と改装による一時経費の発生などにより5億7,300万円増加し、営業利益を3億3,500万円圧縮することとなった。
2025年3月期の連結業績については、営業収益で1.7%増の994億2,900万円、営業利益で3.0%増の22億600万円、経常利益で1.1%増の27億円を見込み、増収増益を計画している。