日本チェーンストア協会が23日発表した9月の全国スーパー売上高は総額9945億円だった。既存店ベースでは前年同月比1.0%増と、2カ月連続のプラス。メーカーの値上げのほか、野菜やコメの高騰で店頭価格が上昇したため。
部門別では、食料品が2.6%増だった。割高なコメの代わりとして、レトルトご飯や麺類、お好み焼き粉なども伸びた。住居関連品はモバイルバッテリーなど防災用品の販売が好調で、6.1%増。衣料品は2.4%増となった。
牧野剛専務理事は記者会見で「売り上げはある程度取れているが、販売点数は減っていて、決して好調な状況ではない」と話した。