上期は、2025年2月期を初年度とする第3次中期経営計画に基づき、収益体質とグループ経営の強化に向けて組織と経営の改革を推進した。また、アークスとバローホールディングスとともに結成した新日本スーパーマーケット同盟では、商品分科会、業務改革分科会、サステナビリティ分科会、次世代領域開発分科会、マネジメント分科会の5つの分科会で、商品の共同仕入れ企画の実施や資材の共同調達によるコスト削減のほか、小売業共通の課題に関する検討やノウハウの共有などの取り組みを進めた。
スーパーマーケット事業は、ハツトリーが連結子会社になったことに加え、3店舗を新設したことで、営業収益は6.4%増の1,324億円と過去最高となったが、商品および原材料価格の高騰に伴う仕入高の増加や、物流費の増加、賃金の引き上げ、店舗への積極的な投資などで、営業利益は6.4%減の32億8,700万円に圧縮された。また、南九州の物流の安定維持と最適化のため、宮崎市の物流センターを取得。マルミヤストア、ハツトリー、戸村精肉本店の3社が利用する、事業会社の枠を超えた共有の物流拠点として、RPG宮崎物流センターの稼働を開始した。
なお、2025年2月期の連結業績については、営業収益で3.8%増の2,618億円、営業利益で5.3%増の71億円、経常利益で6.1%増の82億円の増収増益を計画している。