メニュー

ファミリーマート、中間期は事業利益が微増

ファミリーマートの看板
〔写真説明〕ファミリーマートの看板(時事通信社)

 ファミリーマート(東京都)が10月9日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比1.4%減の2,575億600万円、事業利益が0.1%増の517億6,600万円となった。国内のチェーン全店売上高は0.3%減の1兆6,424億4,800万円。

 営業収益は、前年に譲渡した子会社売上約70億円を除くと、増収を確保。事業利益は、既存店の収益力向上に伴うFC収入の増加や、広告・メディア事業の大幅な伸長により、人件費やシステムなどの償却費増加を吸収。前年をわずかに上回った。

 また、親会社所有者帰属利益は、中国事業再編に伴う一過性利益316億円を除き、7億円増加。主な前期差増減は、商品力・販促強化による日商・差益率の向上などで33億円、広告・メディア事業などで6億円増やし、一方、事業基盤強化に向けた取り組みを加速させたこと加え、外部環境変化によるコスト増加で31億円減らした。