【北京時事】中国国家統計局が13日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.4%上昇だった。景気低迷で消費が冷え込んでおり、伸びは前月の0.6%から縮小。デフレ懸念が強まっている。
価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は0.1%上昇にとどまった。旅行がマイナスに転じたほか、スマートフォンなどの通信機器の下落幅は2.8%に拡大した。
同時に発表された9月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比2.8%低下。前年を下回るのは24カ月連続で、マイナス幅も前月の1.8%を大きく上回った。