サツドラHD、第1四半期は増収・経常大幅増益
サツドラホールディングス(北海道)が9月20日に発表した2025年5月期第1四半期決算(連結2024年5月16日~8月15日)は、売上高が前年同期比4.6%増の250億8,700万円、営業利益が1.4%増の2億3,000万円、経常利益は30.9%増の2億4,100万円となった。
第1四半期のリテール事業の売上高は4.3%増の246億9,200万円。物価上昇などによる客単価の上昇や化粧品の需要回復に加え、訪日外国人観光客の需要を取り込んだインバウンドフォーマット、前期に開設した調剤薬局の増収効果、地域支援体制加算・後発医薬品調剤体制加算の強化などが奏功した。一方、セグメント利益は、賃金のベースアップや新紙幣対応のためのレジ改修費でコスト増となり、2.7%減の2億1,500万円に圧縮された。
ドラッグストアフォーマット店舗については、ESLP(エブリデー・セイム・ロープライス)を中心とする価格戦略を推進したほか、作業平準化による業務効率の改善を目指すとともに、生鮮食品を含めたラインロビングの強化で商品カテゴリーの拡大を図った。また、サツドラ公式アプリを活用したデジタルマーケティングの推進にも取り組んだ。
2025年5月期の連結業績については、売上高で4.7%増の1,000億円、営業利益で1.1%増の14億円、経常利益で1.0%増の13億5,000万円を見込んでいる。