デリシア、ハルモニアとの共同プロジェクトで食品ロス削減に成功
長野県で事業を展開する食品スーパーのデリシア（長野県）は、ハルモニア（東京都）との共同プロジェクトを通じ、一部店舗の惣菜部門における食品ロス削減で大きな成果を上げたと9月17日に発表した。
この取り組みは『Harmoniaロスフリー』を活用したもので、導入1〜2ヶ月で約3割（導入前比）の食品ロス削減（値引きロス＋廃棄ロス）を達成した。また、一部大型店においては月間100万円超の削減事例も報告された。
両社は以前より店舗での実証実験や試験運用を行い機能改善を重ねてきたが、今年に入って活用店舗を拡大したことで今回の成果に繋がったという。
今回のプロジェクトが成功した要因は、値引き施策の改善だけではなく、製造数量の適正化、商品企画へのフィードバック、現場スタッフの意識変化など、包括的な取り組みを実施した点にあるという。
デリシアとハルモニアは定期的なミーティングを行い、商品の作りすぎによる食品ロスや、作らなすぎによるチャンスロスの発生状況を確認し、店舗レベルでの改善や、本部・商品企画レベルでの見直しを繰り返し行った。
これによりデータの可視化・改善施策の提案が自動化されたことで改善が進み、効率的に店舗運営が行われ始めたとしている。
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