民間シンクタンク10社による4~6月期実質GDP(国内総生産)改定値の予測が3日に出そろい、平均値は年率換算で3.3%増だった。速報値の年3.1%増から小幅に上方修正される見通し。GDP改定値は9日に内閣府が発表する。
公共投資が6月の実績を反映し、前期比4.6%増(速報値は4.5%増)に上振れしそうだ。個人消費は1.0%増、設備投資は0.9%増で、ともに速報値と同水準。
今後の景気動向については、「個人消費や設備投資などの内需が堅調に推移する」(明治安田総合研究所の前田和孝エコノミスト)と、緩やかな回復基調が続くとの見方が多い。