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中国景況感、6カ月ぶり低水準=不動産不況響く―8月

北京市中心部の通りを歩く人
〔写真説明〕北京市中心部の通りを歩く人=10月18日(EPA時事)

 【北京時事】中国国家統計局が31日発表した8月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.1と、前月比0.3ポイント悪化した。景気の拡大・縮小を判断する節目の50を割り込むのは4カ月連続で、今年2月以来6カ月ぶりの低水準。不動産不況が景気の先行きに影を落としている。

 統計局の専門家は、豪雨の影響を指摘しつつも、景気は「冷え込んでいる」と説明。項目別では、供給の強さを示す生産が6カ月ぶりに節目を割り込んだ。需要の強さを示す新規受注や雇用も前月から悪化した。 

 同時に公表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は50.3と、20カ月連続で節目を上回った。前月比では0.1ポイントの上昇。娯楽や航空輸送が好調だったものの、不動産などが足を引っ張った。