7月のスーパー売上高、17カ月ぶり減=猛暑で衣料品不振
日本チェーンストア協会が22日発表した7月の全国スーパー売上高は既存店ベースで前年同月比1.0%減と、17カ月ぶりにマイナスに転じた。猛暑で外出が控えられて衣料品の買い替えが減ったほか、売り上げが伸びる土日が前年より1日ずつ少なかったことも響いた。全店ベースの売上高は1兆598億円だった。
衣料品は既存店ベースで10.1%の大幅減。水着や浴衣の苦戦が目立った。一方、売上総額の7割を占める食料品は0.9%増えた。値上げに加え、暑さのために外食を避けて自宅で食事する動きが広がったことが影響した。最近のコメ不足に関しては、「新米が出回るまで販売制限でしのぎたいとの回答が寄せられた」(協会担当者)という。住居関連品は4.9%増。パリ五輪を追い風にテレビの売れ行きが好調だった。