サンドラッグ、第1四半期は売上高・利益ともに堅調
サンドラッグ(東京都)が8月14日に発表した2025年3月期第1四半期決算(連結2024年4月1日~6月30日)は、売上高が前年同期比6.8%増の1,945億円、営業利益が10.3%増の109億円、経常利益が5.3%増の106億円となり、売上高・利益とも堅調な伸びをみせた。
第1四半期連結累計期間は、駅前店舗を中心に医薬品・健康食品・化粧品などのインバウンド需要の取り込みを強化。経費面では、生産性向上を図るべく引き続きデジタル化(省人化)などに取り組み、電力の調達方法の見直しやエネルギーの使用量抑制にも努めた。また、出店については10店舗を新規出店し、37店舗で改装を実施。4店舗を閉店して活性化を図った。
ドラッグストア事業は、インバウンド需要がコロナ禍前水準の75%程度まで回復したことに加え、外出機会の増加に伴う化粧品需要の回復で既存店売上高が堅調に推移。8店舗の新規出店や30店舗の改装効果もあって、事業売上高は5.8%増の1,263億円、営業利益で6.6%増の64億円を達成した。
ディスカウントストア事業は、原材料価格の高騰に伴う食料品などの市場価格上昇によって、引き続き食品部門が好調に推移。また、2店舗を新規出店し、7店舗を改装して活性化を図った結果、事業売上高は8.8%増の825億円、営業利益は15.9%増の45億円と大きく伸長した。
2025年の連結業績については、売上高で6.8%増の8,030億円、営業利益で12.7%増の462億円、経常利益で8.6%増の453億円を計画した。
*両事業の合計売上高2,088億円からセグメント間の内部売上高または振替高として143億円を差し引いた1,945億円を、第1四半期連結損益計算書の売上高として計上。