リテールパートナーズ、第1四半期は増収も営業減益
リテールパートナーズ(山口県)が7月16日に発表した2025年2月期第1四半期決算(連結2024年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比7.5%増の650億円となったが、営業利益で10.7%減の15億円、経常利益で1.2%減の19億円と減益となった。
第1四半期は、2025年2月期を初年度とする第3次中期経営計画を策定し、収益体質とグループ経営のさらなる強化に向け、組織と経営の改革を推進。「既存事業の強化・新ニーズへの対応」「経営インフラの整備・高度化」「ステークホルダーとの関係強化」の3つを基本方針に掲げた。
スーパーマーケット事業の営業収益は7.5%増の648億円、営業利益は9.3%減の16億円。ハツトリーを取得して連結子会社化したことで増収となったが、キャッシュレス決済の利用率の上昇に伴う決済手数料の増加や物流費の増加、賃上げによる人件費の増加などで営業費用が膨らみ、減益につながった。連結ベースでは、営業総利益が9億5,100万円増となったが、販管費がそれを上回る11億4,300万円増となり、営業利益は前年同期に比べて1億9,100万円減少した。
なお、2025年2月期の連結業績については、営業収益で3.8%増の2,618億円、営業利益で5.3%増の71億円、経常利益で6.1%増の82億円を見込み、増収増益を予想した。