7月10日にミニストップ(千葉県)が発表した2025年2月期第1四半期決算(連結2024年3月1日~5月31日)は、営業総収入が前年同期比5.3%増の205億5,300万円となったものの、13億3,800万円の営業損失、12億3,100万円の経常損失を計上。セグメント別では、国内事業の営業総収入が3.6%増の182億9,200万円、10億3,200万円の営業損失となった。
国内事業については、3月の天候不順の影響を受けたことから、ミニストップ単体のチェーン全店売上高は前年同期比0.6%減。既存店平均客数0.9%減、既存店平均客単価が前年並みだったことから、既存店日販は0.8%減と伸び悩んだ。商品別では、コンビニエンスストア商品の既存店日販が2.1%減と低迷したが、店内加工ファストフード商品の既存店日販は5.9%増と好調に推移した。
第1四半期は、顧客の購買行動に基づきカテゴリーごとの役割を再設計し、価格訴求商品を拡充。お値打ち価格商品が売上の伸びに寄与したほか、高付加価値の店内加工ファストフード商品がよく動き、売上総利益率は0.1ポイント改善して30.5%に上昇した。
なお、2025年2月期通期の連結業績については、営業総収入で13.8%増の900億円、営業利益で15億円、経常利益で18億円を計画している。