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中国物価、0.2%上昇=強まるデフレ懸念―6月

中国北京のスーパーの野菜売り場で買い物する人たち
〔写真説明〕スーパーの野菜売り場で買い物する人たち=7月13日、中国・北京(EPA時事、資料写真)

 【北京時事】中国国家統計局が10日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.2%上昇した。5カ月連続でプラスとなったが、伸び率は前月から0.1ポイント縮小。景気が冷え込む中、デフレ懸念は強まっている。

 CPIの前年比伸び率は1年超にわたって1%に届かない水準が続いている。項目別では、物価動向を左右する豚肉価格が18.1%上昇したものの、野菜や果物がマイナス。価格変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は0.6%上昇と、前月から横ばいだった。

 同時に発表された6月の卸売物価指数(PPI)は0.8%低下。マイナス幅は前月よりも0.6ポイント縮小したものの、21カ月連続で前年割れとなった。