ウエルシアホールディングス(HD)=2024年3~5月期連結業績は増収減益。店舗数の増加や好調なプライベートブランド商品が売り上げの伸びに貢献。一方、たばこ販売の終了による影響や、ポイントサービスの変更に伴う客数の伸び悩みで、各利益いずれもマイナスとなった。
同社は、企業の健康イメージ向上を図る観点から、たばこの販売をグループ全店で取りやめる方針を決め、現在半数に当たる約1000店舗で終了。これにより、酒や食品などの購入も減少した。機能性表示食品のサプリメントなども不調だった。
通期業績予想は据え置いた。桐沢英明社長は記者会見で、「日常ニーズの高い商品強化などの対応策が不十分だった。第2四半期以降は改善を図るべく取り組んでいる」と語った。