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中国景況感、2カ月連続節目割れ=不動産不況が重し―6月

北京市中心部の通りを歩く人
〔写真説明〕北京市中心部の通りを歩く人=10月18日(EPA時事)

 【北京時事】中国国家統計局が30日発表した6月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.5だった。不動産不況が重しとなっており、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を2カ月連続で下回った。前月比では横ばい。  需要の強さを示す新規受注と供給の強さを示す生産はいずれも前月から悪化。雇用も48.1と節目割れが続いた。 

 中国では経済成長を支えてきた不動産業界の不振が長期化。政府は住宅ローン金利の下限撤廃などてこ入れ策を講じてきたものの、価格は底打ちしていない。7月中旬には経済政策などを討議する共産党の重要会議が予定されており、新たな対策が発表されるかどうかが注目される。

 一方、同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は50.5だった。18カ月連続で節目を上回ったものの、前月比では0.6ポイント低下した。