6月20日にサツドラホールディングス(北海道)が発表した2024年5月期決算(連結2023年5月16日~2024年5月15日)は、売上高が前期比9.2%増の955億2,000万円、営業利益が362.2%増の13億8,400万円、経常利益が308.3%増の13億3,600万円、当期純利益は439.2%増の4億7,000万円を達成し、大幅な増益に転じた。
2023年度は、インバウンドを含む人流回復に加え、季節品の好調や化粧品需要の回復により、過去最高の売上を達成。また、電気代の下振れやサツドラ公式アプリの推進による収益基盤の改善により、営業利益は過去最高益となった。
売上高の内訳では、ドラッグストア、インバウンド、調剤などの「リテール事業」の増収に加え、国内QR決済事業の好調により、「その他事業」も増収を達成。また、各商品部門とも売上・売上総利益が増え、コロナ禍以降、ライフスタイルの変化の影響を受けていたヘルス&ビューティーの売上構成比が改善したことなどから、売上総利益率は前年度を0.4ポイント上回る24.7%に伸長。一方、販管費については12億3,600万円増加したが、サツドラ公式アプリの推進などにより収益性が高まり、販管費率は0.7ポイント改善して23.2%に下げたことが、営業利益の10億8,400万円増に結びついた。
2025年5月期の連結業績については、売上高で4.7%増の1,000億円、営業利益で1.1%増の14億円、経常利益で1.0%増の13億5,000万円を見込んでいる。