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アルビス 本決算は売上総利益率改善で営業・経常増益

アルビス

 4月30日にアルビス(富山県)が発表した2024年3月期決算(連結2023年4月1日~2024年3月31日)は、営業収益が前期比3.4%増の977億9,800万円、営業利益が10.5%増の21億4,200万円、経常利益は8.8%増の26億7,100万円、当期純利益は8.2%減の15億4,500万円で着地した。

 営業収益は、能登半島地震で被害を受けた「ルミネス店」の閉店などの影響はあったものの、既存店8店舗の改装効果もあって堅調に推移。前期の新店2店舗と当期の新店1店舗による売上増も加わって、32億円の増収を達成した。

 利益については、賃上げなど人的資本への積極投資や店舗投資を行ったことで販管費は11億2,500万円増加したが、PB商品の販売強化やプロセスセンターの生産性向上によって売上総利益は13億5,600万円増加し、売上総利益率は0.4ポイント改善。営業・経常増益につながった。当期純利益は能登半島地震による災害損失計上で減益となった。

 2025年3月期の連結業績については、営業収益で1.7%増の994億2,900万円、営業利益で3.0%増の22億600万円、経常利益で1.1%増の27億円を見込んでいる。