【北京時事】中国国家統計局が30日公表した4月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は50.4だった。景気の拡大・縮小を判断する節目の50を2カ月連続で上回ったものの、前月から0.4ポイント低下。不動産不況が足かせとなり、景気回復の勢いは鈍い。
中国では不動産市場の冷え込みが長引いている。PMIのうち、供給の強さを示す生産は52.9と、前月から伸びが加速。ただ、需要の強さを示す新規受注は1.9ポイント下落し、雇用は一段と悪化した。
同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は51.2と、16カ月連続で節目を上回った。ただ、不動産に加え、飲食などは低迷。前月比では1.8ポイント低下した。