スーパー売上高、3.7%増=4年連続プラス、値上げ効果―23年度
日本チェーンストア協会が23日発表した2023年度の全国スーパー売上高は13兆7276億円だった。既存店ベースで前年度比3.7%増となり、4年連続のプラス。食料品の値上げに伴う店頭価格の上昇で売上高が伸びた。
一方、消費者の節約志向が強まり、買い上げ点数は減っているといい、同協会は「数字より実態は厳しい」と指摘している。 部門別では、全体の7割を占める食料品が5.0%増。衣料品は天候不順だった年度後半に苦戦し、0.7%減少した。
24年3月の売上高は1兆2216億円で、前年同月比9.3%増の大幅なプラスだった。農産品の相場高が販売額を押し上げ、食料品が11.7%伸びた。