ウエルシアホールディングス（東京都）、イオン（東京都）、いなげや（東京都）は4月18日、ウエルシアがウェルパークの株式をいなげやとイオンから取得し、ウエルシアの完全子会社とする株式譲渡契約を締結した。
イオンは、ウエルシアとウェルパークの経営統合により、ウエルシアの企業価値をさらに向上させることが可能であると考え、保有するウェルパーク株式をウエルシアに譲渡することを決定した。
これにより、いなげやは2025年3月期第2四半期連結決算において、特別利益として約16億2,300万円を計上する見込みとなっている。なお、株式譲渡実行日は9月2日を予定しており、ウェルパークは実行日をもって、いなげやの連結子会社から除外される。
いなげやグループのドラッグストア事業を担うウェルパークは、幹線道路沿いや駅前、住宅街等の好立地に140店舗（2024年3月時点）を出店しており、近年は物販店舗の調剤薬局併設化やEC事業の強化を推進している。
ウエルシアはこの取引により、首都圏でのマーケット強化を図り、ウェルパークにおいては、調剤併設の推進、ウエルシアのプライベートブランド商品の導入、調達・販促等の共同化で集客力や収益力の向上を目指す。