![北京市中心部の通りを歩く人](https://diamond-rm.imgix.net/wp-content/uploads/2023/11/20231107ds77_p.jpg?auto=format%2Ccompress&ixlib=php-3.3.0&s=5a05b938d84a41fb1b635abaeb57d194)
【北京時事】中国国家統計局が9日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.7%上昇した。昨年8月以来6カ月ぶりのプラスだが、個人消費が盛り上がる春節(旧正月)が今年は2月だった影響が大きい。影響をならした1~2月は前年同期比横ばいだった。
春節は暦の関係で毎年時期がずれる。今年は2月上旬で、1月下旬だった昨年よりも約3週間遅かった。中国では春節前後が大型連休となり、旅行や帰省に出掛ける人が多い。2月のCPIのうち、旅行は前年同月比23.1%の大幅上昇。物価に大きな影響を及ぼす豚肉も前月の17.3%のマイナスから0.2%のプラスに転じた。価格変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は1.2%だった。
一方、同時に発表された同月の卸売物価指数(PPI)は2.7%低下した。下げ幅は前月の2.5%から拡大。前年割れは17カ月連続となる。1~2月のPPIは前年同期比2.6%のマイナス。