サンドラッグ 第3四半期は売上高・利益ともに堅調
2月14日にサンドラッグ(東京都)が発表した2024年3月期第3四半期決算(連結2023年4月1日~12月31日)は、売上高が前年同期比8.9%増の5,659億円、営業利益は12.6%増の332億円で、堅調に推移した。
第3四半期連結累計期間は、59店舗の新規出店と既存店102店舗の改装を実施。デジタル化(省人化)などによる生産性向上にも努め、経費面についてはエネルギー使用量抑制を進めた。また、昨年11月には競争力強化を目指し、BCPE KNIGHT HOLDINGS CAYMAN,L.P.と資本提携契約を締結し、キリン堂ホールディングスを持分法適用会社化することを決定した。
ドラッグストア事業については、インバウンド需要がコロナ禍前水準の約60%程度まで回復。外出機会の増加などで化粧品や風邪薬需要が増え、既存店売上高が堅調に推移。また、100%子会社化した大屋の効果などで、事業売上高は9.1%増の3,702億円、営業利益は13.2%増の211億円を達成した。
ディスカウントストア事業では、引き続き食料品やペット用品が好調で、風邪薬需要の回復もあったことから、既存店売上高が伸長。事業売上高は8.2%増の2,359億円、営業利益は11.7%増の121億円となり、増収増益につなげた。
通期の連結業績については、売上高が8.2%増の7,470億円、営業利益は7.6%増の403億円、経常利益は7.3%増の409億円、当期純利益で5.8%増の272億円を見込んだ。