エンチョー 第3四半期営業利益は35.4%減
1月31日にエンチョー(静岡県)が発表した2024年3月期第3四半期決算(連結2023年4月1日~12月31日)は、売上高が前年同期比5.2%減の264億9,600万円、営業利益は35.4%減の2億1,600万円で、減収・大幅減益となった。
第3四半期連結累計期間は、地域に根差した品揃えの最適化や専門店事業推進による「収益力向上」、事業間連携体制の強化や買物環境向上による「集客力強化」、電子化やWEB化による業務効率化や労働環境の改善を図る「働き方改革」の取り組みを進めた。
ホームセンター事業は、前期に引き続きペット用品が好調に推移したが、外出の増加や節約志向による買い控えなどが大きく影響したほか、残暑、暖冬による季節品の販売が低調で、厳しい状況で推移。専門店事業は、ハードウェアショップが住設資材、塗料、建築金物などを中心に好調だったが、アウトドアショップは、ブームが落ち着きをみせたことからキャンプ用品などが減少し、苦戦を強いられた。
売上総利益は3.7%減の78億3,400万円、営業総利益は3.0%減の87億7,600万円。販管費は1.8%減の85億6,000万円となったが、営業利益は2億1,600万円に止まった。
2024年3月期の連結業績については、売上高が4.8%減の343億3,000万円、営業利益が49.7%減の1億2,000万円、経常利益は6,000万円の赤字を見込んだ。