ファミリーマート(東京都)は1月31日、店舗における省力化の一環として、多機能型床清掃ロボットを 2024 年 2 月末までに 300 店舗へ順次導入することを発表した。
今回導入する多機能型床清掃ロボットは、店舗の床清掃業務を全自動で行い、店舗従業員が1日3回実施している床清掃業務にかかる約1時間の作業時間を削減する。これにより創出された時間は、売場づくりや店舗従業員の育成に活用し、店舗運営力の向上を図る。また、清掃業務を1日5回に想定しているため、店舗床清掃レベルの向上と清掃業者による定期床清掃回数の削減も可能となり、店舗運営コストの低減に繋げる。
さらに、今回導入するロボットには、小型モニターが搭載されており、商品情報やキャンペーン告知とともに商品陳列スペースにて商品を展開・訴求するほか、追加実装予定のAI カメラでは、床清掃と同時に売場の状況が録画されるため、店舗の管理者や指導員は店舗外から売場の状況を把握することができ、従業員に対して売場づくりの指示・教育が可能となる。
今後は、商品の在庫状況を従業員に通知し、商品補充を促す機能に加え、時間帯毎や他店舗の売場状況を比較できる機能などの導入も検討していくという。