楽天グループ（東京都）と西友（東京都）は12月20日、楽天西友ネットスーパーが楽天の完全子会社となることに合意したと発表した。
楽天は楽天西友ネットスーパーおよび倉庫型ネットスーパー事業の運営を継続し、西友は店舗出荷型ネットスーパー事業を単独運営する形態へ移行する。また、約1年間の移行期間を経たうえで、会社名およびサービス名称を変更する予定となっている。
楽天と西友は2018年に合弁で楽天西友ネットスーパーを設立。楽天西友ネットスーパーは17都道府県で展開し、西友の全国の店舗網と3カ所の物流センターを活用して供給能力を強化。今回の運営形態変更により、楽天は「楽天ポイント」を軸にした楽天エコシステムを活用し、ネットスーパーの商圏拡大を通じて新規顧客の獲得や品揃えの見直しを行い、倉庫型ネットスーパー事業を強化する。
西友は、実店舗商圏での顧客にオンラインとオフライン(実店舗)の垣根をなくすOMOサービスを提供し、店舗型ネットスーパー事業の拡大を図るという。