アジア成長、4.9%に上方修正=中国、インドが貢献―ADB
【マニラ時事】アジア開発銀行(ADB)は13日、2023年のアジア太平洋46カ国・地域(日本など除く)の成長率見通しを9月時点の4.7%から4.9%に上方修正した。中国やインドの7~9月期の経済成長が全体を押し上げたという。24年の見通しは4.8%のまま維持した。
ADBによると、中国は個人消費や公共投資が好調だったため、23年の成長率見通しを4.9%から5.2%に上方修正。インドは工業生産や投資に引っ張られる形で6.3%から6.7%に引き上げられた。
チーフエコノミストのアルバート・パク氏は「エルニーニョ現象のような気候変動要因などがある中、リスクはまだ残っているが、この地域のインフレ率は徐々にコントロールされつつある」と指摘した。